タナックスのサイドバッグ モトフィズ ツアーシェルケース2を買ってセッティングしてみた

次回の北海道キャンプツーリング焚き火に備えて、新たなバッグとしてサイドバッグ『タナックス モトフィズ ツアーシェルケース2』を購入しました!
事前にタナックスさんに、すでに持っているタナックスのリアシートバッグのキャンピングシェルベースとの併用が出来るか問い合わせて、お勧めできないとの回答をもらっていたのですが、ひょっとしてなんとかなるか〜とやってみたらNMAXでバッチリ装着できました!

ということで、今回はツアーシェルケース2とわたしが持っている他のバッグ類をフル装備してみた編です!総容量170Lオーバーです!

タナックスのサイドバッグ モトフィズ ツアーシェルケース2

ヘアラインシルバーを購入しましたが、他のカラーバリエーションもあります。

片側容量20Lで2つ合わせて40Lです。

このツアーシェルケース2も他のモトフィズバッグと同じくよく考えられた作りになっています。

インナーフレームとフロントポリカーボネイトシェルによって型崩れしにくくハードケース感覚で使うことができます。

内部フロント側に内容物をホールドできるメッシュホルダー&ベルトがあるので、荷物を分けて収納できます。

サイドオープンのフロントフラップとインナー部は2本の調整可能なベルトで繋ぐことができて、バイクに装着時にフロントフラップを開けたときにガバっと全部開いてしまうのではなく、任意の開き具合に止めることができ、思わぬ荷物落下を防ぐことができそうです。

外側に2本のコンプレッションベルトがあり、ファスナーに掛かる荷重を軽減することができ、万が一ファスナーが壊れてもベルトでフロントフラップを押さえることが出来るようになっています。

外側のファスナーはカギを取り付けられるロックスライダーになっています。カギは付属していません。


コールマンのテント、ツーリングドームSTを収納してみました。
テントポールの長さが約42cmあるのでギリ押し込めば横向きで入りそうでしたが無理せずポールを斜めにすれば余裕で入り、一緒にテント本体を入れてもまだ余裕がありました。
外寸幅は42cmですが内寸幅は約40cmでした。


バイクに接する面はソフトなネオプレーン素材で、バイクにフィットしやすくなっています。

着脱式防滴インナーポーチ付属なので、ポーチに荷物を入れておけば雨でも安心です。(浸水前提なのねw)レインカバーは別売りです。

しっかりしたハンドグリップがついています。ショルダーベルトが付けられますが別売りです。ショルダーベルトを付けたままベルトを収納できるポケットがあります。

ツアーシェルケースには合計4箇所のフラッグホルダーがあり、北海道ホクレンライダーキャンペーンの4色フラッグを全部挿して走ることができますw(風圧でフラグが飛んで行ってしまわないかは不明。後日北海道で検証予定w)

ツアーシェルケース2購入時の注意点

高さが30cmある四角い形状です。取り付けたときにバッグがマフラーと接触しないか注意が必要です。
わたしのNMAXの場合は、マフラーとの間に5cm程度のスペースができ、取り付けできました。

マフラーに当たる場合には、積載容量は減りますが後方が絞られた以下のようなサイドバッグをお勧めします。(例:タナックス モトフィズ カービングシェルケース)

ツアーシェルケース2を購入するかどうかずっと迷っていた、、、

前回買ったシートバッグのタナックスのキャンピングシェルベースの時は、これは良いに違いないと思って買って北海道キャンツーにタナックスのフィールドシートバッグをスタックして使ってみたらバッチリではあったのですが、重心位置が上がったことから若干スクーターNMAXをサイドスタンドで停めるときに不安定さを感じていました。というかサイドスタンドが接する地面が下がっていて一回立ちごけしてしまっていました。

昨年の北海道キャンツー焚き火では、上記の装備で行きましたが、キャンピングシェルベースとフィールドシートバッグのスタックは追加のベルトなど使わずに、元々バッグに付いているバックル4点でパチンパチンと接続しスタックができてむちゃくちゃ楽ちんではありました。
しかしやはり、重心が高くなり不安定という問題を抱えていました。

そこで、サイドバッグを使って重量物はなるべくサイドバッグに入れて重心位置を下げながら荷物の積載量を増やすことを考えて目をつけたのが、タナックスのツアーシェルケース2のヘアラインシルバーです!
ケースのサイドがポリカーボネイトのヘアラインシルバーなので一見アルミのサイドパニアケース風で格好良さげだったのも大きな要因です。(NMAXのカラーリングにもシルバーが入っていますし)

しかし、懸念点が2つありました。

一つはスクーターでシート位置が低いのでバッグがマフラーに接触しないかということ。マフラーに接触すると最悪バッグが溶けてしまいかねません。これは寸法を測ってほぼほぼ大丈夫そうでしたし、実際大丈夫でした。

もう一つ、これは大きな悩みどころでした。ツアーシェルケース2のシートへの取り付け方法をタナックスの公式サイトで見てみると、リアシートにケース取付用のイージーベースを固定してからケースを接続しケースのフラップを繋ぐ仕様になっています。

▲タナックス公式サイトより(https://www.tanax.co.jp/product/motofizz/mfk-249)

これでは、現在使っているポリカーボネイト製のキャンピングシェルベースを安定してシートに固定するためのボトムベースが取り付けられないのでは?

▲タナックス公式サイトより(https://www.tanax.co.jp/product/motofizz/mfk-242)

つまり、ツアーシェルケース2のイージーベースとキャンピングシェルケースのボトムベースが競合し、さらにツアーシェルケース2の接続フラップが邪魔をして同時に取り付けができなさそうに見えます。

そこで、念のためにダメ元でタナックス公式サイトのサポートページから問い合わせてみましたら、すぐに返信がもらえましたが、、、

—–
、、、正確な回答はできかねますが
両製品のベース部が重なり合うため困難と思われます。
また、ベルトの無理な取り回しによる装着は緩みの原因となりますので、
安全運行上、お勧めいたしかねます。
—–

タナックス株式会社 サービス部

おっしゃる通り、取り付けのためのベース部がもろ重なってしまうんですよね〜、、、

え〜い、最悪キャンピングシェルベースのボトムベースが取り付けできなかったら、それ無しでキャンピングシェルベースを取り付けるか!

と、えいやっ!で購入して試行錯誤をしてみたら、なんとかツアーシェルケース2のイージーベースの上にボトムベースを取り付けることができ、フラップの接続もできてキャンピングシェルベースの設置ができました。

しかしながらこれは、たまたまNMAXのシートと車体幅がうまくマッチしたためであり、すべてのバイクで可能というわけでは無いこと、またイージーベースとボトムベースを重ねてシートに取り付けるなど全く考えて設計されていないことであり、やるならあくまでも自己責任でということを書き添えておきますし、わたしもその安全性を保証するものでは無いことをご承知おき下さい。(今年の北海道長期キャンツーはこれで行く予定ですので、結果については後日書くことになると思います)

ツアーシェルケース2とキャンピングシェルベース、フィールドシートバッグをNMAXに取り付けてみた

まずは、ツアーシェルケースを単独で取り付けてみる

まずは、ツアーシェルケース2をバイクに取り付けるためのイージーベースをNMAXのシートに固定します。イージーベース取り付けのベルトをシートの裏に回して固定します。

イージーベースに付いているバックルを、ケースのフラップの穴に通してケースのバックルと接続します。4箇所接続したら、それぞれのベルトを引き絞って適度なテンションに調整します。

フラップの面ファスナーを使って重ねて繋ぎます。シートや車幅が広くて面ファスナーが繋がらない、もしくは重なりが浅い場合には、別売りの延長フラップを使いましょう。NMAXの場合には延長フラップを使わずに4cmくらいは重なる感じでした。

延長フラップを使うと、ガッチリ接続できました。
タナックスでは、さらに4本のベルトでケースの下部分を車体に固定するとしているのですが、NMAXの場合は固定するフレームが無いので、ケース後ろの下部同士を付属のベルトで接続しておきました。(あくまでも自己責任で)

うむ、これだけでもなかなか良い眺めです💦

これに、タナックスのモトフィズ フィールドシートバッグを拡張して乗せると

タナックスのフィールドシートバッグやキャンピングシートバッグ2などは4点のバックルで固定するだけなので、ツアーシェルケース2と同時に問題なく取り付けることができます。

キャンピングシェルベースとの同時装着を試してみる

これは、あくまでも自己責任での取り付け(改造)をお願いします。
また、今回たまたま無改造で取り付けができましたが、NMAXよりもシート・車幅が狭いバイクの場合は、フラップのスリット位置が合わずこの方法ではキャンピングシェルベースのボトムベースを利用することができませんので、その点はご了承下さい💦
シート・車幅が狭いバイクの場合には、フラップのスリットの切れ込みをもっと深くする改造をすれば取り付けができるかもしれません、、、

一応ざっくりとNMAXの幅を測ったサイズです。ツアーシェルケース2の接地面3点の幅です。
約35cm、40cm、45cm

キャンピングシェルベースの取り付け用のボトムベースを付けます。
先に、ツアーシェルケース2のイージーベースを手順通りに取り付けておきます。

そのイージーベースの上に重ねて、キャンピングシェルベースのボトムベースを取り付けます。
このときに、キャンピングシェルベースの前側固定用のベルトを予めシート裏に通しておきます。

イージーベースのベルトに手順通りツアーシェルケース2を接続します。

キャンピングシェルベースのボトムベースをめくりあげて、ツアーシェルケース2のフラップを接続します。

通常の手順通りにキャンピングシェルベースを取り付けます。

フィールドシートバッグをスタックする

さらに、キャンピングシェルベースの接続バックルを使って、タナックスのフィールドシートバック(左右拡張済み)を取り付けました。

フロントには、ヤマハのフロントコンソールバッグを付けてフル装備です。

この状態だと、バッグを降ろすことなくツアーシェルケース2のファスナーを開け閉めできました。

なお、この状態でのバッグ部分の最大横幅は、NMAXのバックミラーの横幅とほぼ同じでした。

バッグフル装備の総収納容量

タナックス モトフィズ ツアーシェルケース2:40L
タナックス モトフィス キャンピングシェルベース:30L
タナックス モトフィズ フィールドシートバッグ:39L〜左右拡張して59L
ヤマハ フロントコンソールバッグ:18L
NMAX シート下トランク:23L
リアキャリア(昭和インダストリーズ フィックスキャッチ):約30L(ここにタナックス モトフィズ キャリングコード3-V などを使って薪を積んだり、トートバッグ的なものを積むことができます)

合計:約200L
、、、って約ドラム缶一本分なのかwww

よし!これで北海道行くぞーーー!!

って、できればフロントコンソールバッグを減らすことができれば乗り降りが楽になるので使わない方向で、、、さてさて

、、、ハードディスクと同じで、容量があればあるだけ使ってしまってパンパンという事態にならなければいいのだけれど、、、
とにかく重心位置は下げる努力をしないと💦💦

注意点が一つ

スクーターのシートにこの手のバッグを取り付ける際には、ベルトを一本シートの下に通す付け方になると思います。
雨の日、このベルトをつたわってトランクに雨水が多少ですが浸水します。未だにこの防御方法が見つかっていません。
(ベースの取付ベルトは、シート下に通しますが後方でトランク間口からは外れるので浸水はありません。このためツアーシェルケース2単体ではトランクへの浸水の心配はありません。)

まあ今回、ツアーシェルケース2を使うことによって、シート下トランクには極力濡れてもそうダメージが無いものを入れることにしますか〜💦

バッグ類の一覧紹介と商品リンク



タナックス 補修パーツ 延長フラップ 5×20cm 2本 > Amazon

車幅が大きく、ツアーシェルケース2のフラップが重ならないときに使う延長フラップ







YAMAHA(ヤマハ) コンソールバック Q5K-YSK-069-P16> Amazon

フロア部分に装着するコンソールバッグ。TMAX、 XMAX、ホンダPCXなどにも装着できます。





昭和インダストリーズ 後用浅型ラック フィックスキャッチ> Amazon

この商品にはカラーバリエーションがあります。上記のブラケットに設置する場合には別途長いボルトねじ等が必要です。


タナックス モトフィス キャンピングシェルベースのレビュー記事はこちら

キャンピングシェルベースのレビュー

北海道遠征キャンプツーリングで焚き火に備えて、前回よりもバージョンアップすべくスクーターにキャリアを増設したりしていましたが、今回新たに追加バッグとして、タナックス モトフィズのキャンピングシェルベースを購入しましたーーw いやー、[…]

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