ホールアースファイヤースタンドでBBQ&焚き火をしてみた

ホールアースの焚き火台『WHOLE EARTH FIRE STAND』でバーベキューして焚き火を楽しむ

ホールアースのファイアスタンド

梅雨の晴れ間を突いてゲーム隊員のTさんと秘密基地でBBQ&焚き火を敢行しました!
今回は友達のWさんがホールアースの焚き火台&コンロを貸してくれたのでそれを使ってきました。

この焚き火台&コンロを使ってみたところ、たいていのバーベキュー専用コンロが多人数を想定した比較的大きくてテーブル利用前提の脚の長い物が多い中、これは最近のキャンプチェアと言えばヘリノックスのような軽量で座面が低いローチェアが普及していることに沿ったコンパクトなロースタイル設計で、1~4人でキャンプ装備で気軽に炭火BBQしてさらに焚き火が楽しめるところにフォーカスした道具だと思いました。
かといって弱点が無いわけではありませんので、そこも含めて実際に使ってみた記事を書いてみました。

セッティング

ホールアースのファイアスタンドの箱

脚や網は本体の中に納まっていました。本体裏のフックに折り畳みの脚を差し込むとガッチリ固定されます。ロストルを敷いて焼き網を載せれば完成の簡単ステップです。焼き網にはスタンドがついていて高さを2段階に調節できるのが便利です。
かなりしっかりした作りで総重量約2.97kgです。本体は逆台形で正方形の鍋形状で一辺が約40cm、高さは約12cm(裏底のスタンドフック含む)あり本体深さは約10.5cmありますので、焚き火台としては大き目(カサ高)ですが、BBQコンロとしては標準的な本体高です。
このために、積載の関係でバイク移動での焚き火には不向きなサイズではあります。

炭火熾し

まずは、炭火でBBQをやりましょう。
本体とロストルの間は適度な隙間があり、割れた備長炭なら本体底に着火剤を置いてロストルの上に炭を積めば着火できるような構造になっています、が、今回は備長炭を使うし焚き火台と一緒にホールアースのチャコールスターターも貸してくれたので、それを使ってみます。(備長炭は他の炭より着火しにくいです)

今回は二人なので、炭はスターターに半分くらい入れました。Tさんが持ってきてくれた備長炭の箱の中には炭のかけらがいっぱいできていたので折れた炭を乱雑にぶっこんでいますが、本来は折れていない炭を立てて入れればいいですよw

着火剤にメスティンでの炊飯に使っている25g固形燃料を使ってみました。ここの地面がコンクリートなので構わずチャコールスターターを地面に置いて使っていますが、キャンプサイトなどでは焚き火台のロストルの上で着火することをお勧めしますよ。その点今回のファイヤースタンドは平面なので相性ばっちりですね。
10分程度で炭に火が回りました。

よっしゃ焼くぞ、肉だ!

ここのところ、新コロナのおかげで焼き肉屋にもご無沙汰です、今日は焼くぞ!

肉だーーー!

やっぱ、外で焼く肉は美味い!!

このファイヤースタンドをグリルとして使う時は、焼き網を本体に合わせて重ねて置くのではなく、45度ずらしてセットするように作られています。そのため焼ける面積が少なくなってはいるのですが、これはあえてこの設計なんでしょうね。焼き過ぎないように網の端に食材を置いておくことが出来るし、隙間から炭を調整したり追加することができます。
それに、よくあるシェルの中に焼き網をセットするタイプのグリルでは焼き網の安定感がいまいちなんですが、これは上に乗せる仕様なので焼き網の安定感が抜群です。

〆はトウモロコシです。ちょうど炭が終わりかけたところに、もう少し焼き込もうと直接炭の上に置いて仕上げてばっちりです!

焚き火

さて、お腹も満足したところで、珈琲でも淹れながら焚き火です。

バーベキューの後の炭火がまだ残っていれば、そのまま薪を置いてウチワであおげば楽に着火できるところですが、ちょうど炭火を使い切っちゃったので改めて薪に着火します。

25g固形燃料を焚き火台のロストルの下に置いて、ナタで細く割った薪を積んで着火しました。この薪はTさんが持ってきた針葉樹の薪なので広葉樹の薪に比べれば楽に着火できるでしょう。(軽く、油分を多く含むので)

ホームセンターなどで売っている針葉樹の薪はだいたい30cm程度の長さにカットされていますので、この焚き火台の中に置き方を気にせず乗せることができますが、広葉樹の薪の場合はたいてい40cm程度ありますので、置き方によっては縁に当たってすっぽりは入らない事もあると思います。(針葉樹の薪は袋や箱入りで売っていることが多く、広葉樹の薪は束にして縛ってあることが多いです)
40cmの薪がすっぽり収まる焚き火台自体そう無いんですけれども、まあそれで焚き火をするのに困ることは無いでしょうが、広葉樹の薪火で網を置いてグリルとして使う場合には注意が必要かもしれません。

このファイヤースタンドは、焚き火台としては深さが有るので薪を高く積まなければある程度風の影響を防いでくれます。網ロストルと本体に開けてある通気口のおかげで空気の通りは良さそうです。

薪の置き方を調整したら、上に焼き網を載せてそのまま焚き火グリルとして使えますね。
って、ちょっと待てよおい!
このファイヤースタンドはおそらく炭火グリルとしての高性能さを追求してか、ロストルから本体上面まで高さが有る作りです。測ってみると約7.5cmあります。ということはあれだ、今日は用意していないけれど本体の上に平らなゴトクを置くと、立派な焚き火コンロ、カマドになるやつではないかーい!!
例えば、こういうやつ

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプ バーベキュー 焚火 ゴトク
> Amazon

参考価格:¥1,801
サイズ(約):570×230mm(ハンドル含む)
ゴトク幅(約):450×230mm
ワイヤー(約):外径7mm
重量(約):1kg
耐荷重:20kg

こういうゴトクを本体の上に置けば、焚き火で上に鍋置いたりスキレット置いたり、鉄板置いたり、立派なカマドとして使い倒せますねw

と、そうこうしているうちに、焚き火も鎮火です。

燃え尽きたところで、灰は焚き火台の底に溜まっています。地面に灰などが落ちにくい構造です。
ってところで、片付けて撤収です。

焚き火も出来たし、あー肉美味かった!

ホールアースのファイヤースタンドでBBQ&焚き火をしてみたまとめ

梅雨&新コロナのWパンチでなかなかアウトドアを楽しみにくい状況でしたが、道具を貸してくれたWさんと、付き合ってくれたTさんのおかげで、美味い炭火BBQと焚き火を楽しむことができました。

このホールアースの焚き火台は1~4人でコンパクトに炭火BBQを楽しむには良くできた焚き火台だと思いました。
別途、ゴトクを用意すれば立派な焚き火コンロとしても活用できそうです!
コンパクトと言っても炭火グリルの性能を維持するためにはこのサイズになるのはもっともなところだと思いますが収納サイズの点でわたしの様なバイク移動が主な人には積載の点で不向きではあります。
車移動で炭火・薪火料理と焚き火&キャンプを楽しみたいという方であれば、お勧めの焚き火&コンロの一つだと思います。価格も比較的お手頃ですしね。なんだったら家のベランダにさっと出してベランピングBBQを楽しみたいという人にも向いていると思います。
ただ収納バッグが付いて無いのでそこは持ち運びに工夫が必要なところですね。

道具スペックなど

ファイヤースタンド

Whole Earth FIRE STAND 焚き火台
BBQ & 焚き火 多用途グリル WE23DF77 BLK
> L-Breath

参考価格:¥6,490 税込

使用時サイズ
 本体:(約)W40 × D40 × H30.2cm
 網:(約)W38 × D38cm
収納時の高さ、約12cm
重量:(約) 2.97kg
耐荷重:(約)30kg
材質:【本体】スチール 【網】スチール(クロムメッキ) 【ロストル】スチール(亜鉛メッキ) 【スタンド脚】スチール

ソロなら、肉焼きながらお湯を沸かしたりするスペースもあります。直径12インチ(約31cm)超のダッチオーブンでも乗せることができますが、焼き網は外してください。
ロストルから本体上面まで約7.5cmです。平面の焚き火台としてならかなり深めですが、この側面の高さが風を嫌う炭火グリルとしては重要なポイントだし、2段階に高さを調節できる焼き網と相まって絶妙な距離だと思います。

チャコールスターター

Whole Earth ステンレス チャコールスターター WE23DZ89 SLR
> L-Breath

参考価格:¥3,190 税込

サイズ:【使用時】15×15×高さ23cm 【収納時】16×4×高さ23cm
重量:1.0kg
材質:【本体、ロストル、ハンドル】ステンレス
収納ケース付き

それと、こういう焚き火台&コンロを使うような人なら、お勧めのテーブルがあります。

マルチイロリテーブル

Whole Earth マルチイロリテーブル 4PC
> L-Breath

参考価格:¥12,100

使用時サイズ:【テーブル1枚あたり】(約)W70×D20×H26.5cm 【テーブル4枚組立て時】(約)W90×D90×H26.5cm
収納時サイズ:(約)W72×D23.5cm×H11.5cm
重量:【テーブル1枚あたり】1.8kg 【テーブル4枚組み立て時】7.2kg
対荷重:(約)20kg
ブラック耐熱塗装、収納袋つき

この画像のように、Whole Earth FIRE STAND 焚き火台にぴったりです!(焚き火台は付属していません)

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